奇跡的な出会い

2017年05月21日

人生、60年も生きているとたくさんの出会いがあります。

出会ったすべての方々は、私の「人生の財産」となっています。
まさに「出会いは奇跡❗」ですねスマイル

いろいろな運命が重なりあって面識ができ、会話をして食事をして、仕事を通して信頼関係が確固たるものとなっていきます。

つい最近は、こんな素敵な出会いをいただきました。

新宿の喫茶店でスタッフとの打ち合わせが終わる頃、上品な感じのご夫婦が入ってきました。店内はほぼ満席で、そのご夫婦は一番隅っこの席に通されました。

私達が座っていたテーブルは4人がけのソファー席でした。私はすぐに「もうすぐ私ひとりになりますので、どうぞこちらの席にお移り下さい」と声をかけました。

そして席を譲った後、化粧室に入りました。化粧室を出ると、そのご夫人が待っておられて、

「先程は、大変親切にしていただき、ありがとうございました。主人が普通の方ではなさそうだと、差し支えなければお名刺をいただけませんか?」と。

私の方が恐縮し、名刺をお渡ししました。すると、そこにご主人がいらして名刺を下さったのです。
その方は、なんと東大医学部教授、遺伝子学の有名な中込弥男先生でした。

私はずっと「活性酸素除去料理」を研究してきましたので、ヒトゲノムが話題になった頃、学術書は難し過ぎたので、中込先生の『絵でわかるゲノム・遺伝子・DNA(講談社)』を読んで勉強させていただいたことがありました。


あまりの偶然と、当たり前の行動から生まれたこの奇跡的な出会いに感動しました。
先日は先生から『遺伝子できまること、きまらぬこと』というご著書をお送りいただきました。


「念ずれば通ずる」という言葉がありますが、遺伝子の勉強がしたいしたいと常日頃から思っていましたら、こんな素晴らしい出会いがやってきました。

奥様からは、食医食理念にとても興味を持ちましたとご丁寧なお手紙もいただきました。
お住まいも近くであることが判りましたので、今度お宅にお伺いさせていただく予定ですスマイル

中込先生のプロフィールです本
中込弥男(なかごめやすお)1935年1月1日、山梨県甲府市生まれ。1959年、信州大学医学部卒業。医学博士。東京大学医学部小児科、米国ミシガン大学への留学などを経て、国立遺伝学研究所教授、国立小児病院小児医療研究センター長、東京大学医学部教授、日本人類遺伝学会理事長、順天堂大学医学部客員教授などを歴任。専門は人類遺伝学。

 

Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 16:00 | Comments(0) | 近況・コラム