日本人にとって「魚の煮付け」は、和食の原点のような気がしています。現在88歳の母も、昔からよく魚の煮付けを食卓に並べてくれていました。しかも、根菜類と一緒に煮るのです。私の中でも「おふくろの味」のひとつです。

魚の油は「DHA」「EPA」という血液をサラサラにしてくれる脂質なので、肉食中心よりも健康的です。現に母は運転免許更新にもパスしますし、髪の毛もフサフサ、目も良いですし、歯も自分の歯で、今だにモリモリと食事をしています。そんな母の作り方をさらに研究しまして、食医食・料亭風の煮付けが完成しました。

<食医食・きんめだいの料亭風煮付け>

材 料 2人分
きんめだい 2尾
大 根  100g
にんじん  60g
長ねぎ   1本
しょうが  1片


作り方
① 鍋に、酒カップ半分を入れ、きび糖・しょうゆ 各大さじ3、みりん大さじ2を加え、しょうがの薄切りを散らします。

② きんめだいは煮くずれしやすいので、隠し包丁は片面のみ(味がしみやすいように身のところに斜めに切り込みを入れます)にします。
切り込みを入れた方を上にして乱切りした野菜と一緒に「落とし蓋(ない場合はクッキングペーパーをのせます)」をして煮ます。




※煮魚の照りを出すために、料亭での調理ではよく「みずあめ」を大さじ1杯最後にかけますが、食医食では健康を考えて「白砂糖を溶かした水飴」ではなく「ミネラルの多い蜂蜜」を使います。時間がたっても照りが消えませんスマイル 


Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 11:00 | Comments(0) | 健康料理 | 食医食レシピ | 魚介料理