「四條祭 顕彰授与式」ご挨拶文
2018年11月06日
『 四條祭、顕彰受賞者の皆様、本日は誠におめでとうございました。
私は、2020年の食育活動40周年まで、アメリカにて講演活動をさせていただいております。
現在、四條流料理道は、世界中で注目されています。
長寿国日本の和食は、「健康料理」として関心の的でございます。
どうぞ、健康あっての人生、皆様も健康長寿100歳を目標に、美味しくて体に良い日本料理を世界中に広めていただけましたら幸いです。
日本食医食協会 代表理事 神崎夢風 』
以上、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 09:30 | Comments(0) | 食医食 活動報告
【食医食事務局】「四條祭」見学記(事務局主任・平井洋子)
2018年11月05日
セレモニーでは、平安時代から1200年の時を経て受け継がれた素晴らしい「庖丁式」を拝見しながら、食医食とのご縁の素晴らしさを実感致しました。庖丁式は、生類供養の目的から医食同源の思想へ、そして医学に繋がる和食へと研究されてきたとのことであり、今回はロンドンでの活動がビデオで紹介されました。
和食は健康食として、ユネスコ無形文化遺産に認定され、この日も庖丁式を研究されているというポーランドの留学生の参加もありました。
日本食医食協会は四條司家と出会ってから12年になります。伝統文化・料理道の継承と、日本人の健康を左右する家庭料理の必要性とのコラボレーションを目指してきました。
神崎代表が3年前に「四條流料理道最高位総範(参考動画はこちら)」をいただき、各方面で四條流料理道のメッセンジャー的役割を担っております。今回神崎は渡米中の為、アメリカより「お祝いの言葉」を食医食事務局主任平井に託し、ご列席の皆様にご披露いたしました。
以下はスピーチの映像です。
神崎代表は一足先に和食の確かさを世界に向けて発信し始めました。私達食医食のメンバーも身近な所からの発信を始めなければとの熱い心を抱いた一時でもありました。(平井)
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 09:30 | Comments(0) | 食医食 活動報告
近況報告
2018年03月23日
2018年の幕開けは海外生活からスタートいたしました。
去年の10月より「世界健康寿命の会」の日本代表の方々と出会い、今現在はアメリカを拠点に5カ国で活動する予定となっています。
食医食理念を提唱して40年近くとなりましたが「健康長寿」というテーマは世界共通であると実感する毎日です。
海外での活動では、以前ヨーロッパでの経験がありまして、アメリカは10年前に自然式レストランのコンサルをした時に渡米しています。
久し振りのプロジェクトに毎日楽しく仕事をさせていただいています。
なかなかブログを更新できない日々でしたが、去る1月29日に、赤坂・日枝神社にて、四條家の毎年恒例「庖丁式」に合わせて帰国し、久し振りに皆様ともお会いする事ができました。
遅くなりましたが写真と共にご報告させていただきます。
アメリカでの活動その他につきましては、KKロングセラーズの真船社長に相談させていただき書籍にする計画を立てています。
今後とも食医食活動のご支援ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 11:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告
平成29年度 四條祭・顕彰授与式
2017年11月04日
食医食理念の「食医食これで大丈夫スープ」の製造プロジェクトチームの方々をご招待して、懇親会では楽しい時間を過ごすことができました。
四條司家食文化協会の方々をはじめ、全国日本調理技能士会連合会、全日本司厨士協会の方々など、日本の食を担っている大先輩の先生方といろいろな交流ができました。
来賓挨拶のスピーチもさせていただきました。毎回光栄な役目と心から感謝しています。
特に今回は、特別な想いで壇上に上がりました。
昨年から旧皇族の方々の千鳥ヶ淵教室を担当させていただき、たくさんの出会いをいただいています。
この度顧問先団体のお仕事で渡米することになりました。正確な期間は未定ですが、来年の春頃まで、しばらく日本を離れますが、また皆様にお目にかかる日を楽しみにしております。
神崎夢風
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 12:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告
ものづくり・匠の技祭典2017
2017年08月12日
全国の「衣・食・住・工」の分野で長年にわたり「匠の技」を守り続けている職人の祭典です。
「衣」では伝統文化の織物、「食」では1200年継続されている生類憐れみの儀式「包丁俎開き」を四條様が披露され、調理師技能士会の著名な先生方が素晴らしい料理と飾り切りの技を展示されていました。
「住」では日本の伝統的な和の建築、棟上げ式の実演があり、「工」では漆塗りや各地の工芸品製作の体験学習会なども行われました。
イベントの後半で「匠の技なでしこ」という女性におくられる表彰式があり、各分野で推薦された中より、20名が受賞しました。
私は「四條流料理道 最高位宗範」ということで、受賞いたしました。充実した記念日となる1日になりました。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 09:12 | Comments(0) | 食医食 活動報告
馬堀海岸海の幸
2017年08月01日
普段は電車かタクシーばかりですので、こんな移動手段もあるのかと、なんだか遠足気分で楽しくなりました。
陸を行くよりも、やはり直線コースは速い速い〜海の上でリフレッシュもできて最高の気分でした。
仕事で全国を回ってきた40年余り、日本には四季があり山の幸、海の幸と本当にバランスのとれた国土なんだと、いつもこの日本に生まれたことに感謝するばかりです。
現在、40周年に向けて、集大成の著書とレシピ集を企画しています。
夏休みには、近くの笠間にも行って焼き物を見たり、窯元巡りも計画しています。
今回は海岸線のフレンチのお店でランチを食べてみました。
この夏は休養と新しい著作の情報収集を兼ねた旅に出たいなとも考えています
※よくご質問で「外食はされるのですか?」と聞かれます。もちろん、出先や旅先では全て外食になります。
私の外食の選び方は「バランス重視」と、可能な場合は「自然派レストラン」を探します。
大切な事は、外食して添加物が体に入ったとしても、解毒排毒できる活性酸素除去体質を「日頃から」整えていることです
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 16:08 | Comments(0) | 近況・コラム
2品同時に作る卯の花料理
2017年07月27日
これは、とんでもない誤解です。
大豆タンパクのイソフラボンや食物繊維がとても多く、優れた食材の一つと言えるのです。
ただ、生の場合は即日使用をしないと腐りやすい食品でもあります。
そこで私は、無添加の乾燥卯の花を常備しており、いろいろな料理に(例えばハンバーグやつくねのような肉料理のつなぎとして)使っています。
今回は餃子の皮があったので、あり合わせの具材で「卯の花ぎょうざ」と「卯の花ハンバーグ」にしてみました。
材料は基本的に、冷蔵庫の残り物でOK!
① キャベツ(茹でてみじん切りにします~大切なのは充分に水分を絞っておくこと)にんじん・パプリカ・しょうが・ニンニク・にら(皮の剥けない野菜は農薬の心配があるので、できるだけ有機野菜、無農薬野菜を使って下さい)・しいたけを粗みじんにします。
② 今回は買い置きの冷凍のひき肉(いつも、我が家では黒豚赤身ミンチを200gずつ3個にして、いつでも使えるように冷凍しています)の1つを解凍して使用しました。
③ ボールに全部を入れて乾燥卯の花カップ半分を加え、塩・こしょう少々とごま油 小さじ1、しょうゆ 大さじ3で味を付けよく混ぜておきます。
④ できた「あん」を半分は餃子の皮で包み焼き上げます。残ったあんは小判型に丸めてヘルシーハンバーグにしてみました。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 13:00 | Comments(0) | 食医食レシピ | 肉料理 | 豆類
天皇陛下料理番の和のレシピ4
2017年07月25日
普段の日の天皇陛下のご公務は午前9時半頃から夕方5時まで。お住まいの吹上御所からお出掛けになって、宮殿という建物で公務をなさいます。
昼食は一度、宮殿より吹上御所に戻られるそうです。大膳の厨房から吹上御所にお食事を運ぶ事が回ってくるのが11時だそうです。
ご公務をされる宮殿から吹上御所までは徒歩で5~6分の距離ですが、陛下は途中で様々な植物を観察されたりするので、なかなか時間が計れず、そこで、陛下のおそばで警護をする側衛さんと連絡をとりながら「食事」の時間を調整されるそうです。
<アスパラ牛ロース巻きの鍋照り焼き>
材料(2人分)
牛ロース薄切り 4枚
アスパラガス 4本
薄力粉 適量
サラダ油 大さじ1
A
薄口しょうゆ 大さじ1+1/3
酒 大さじ1+1/3
みりん 大さじ2
作り方
① アスパラはゆで、長さを3等分に切る。
② 牛肉1枚を広げ、アスパラ1本分をのせて巻き、巻き終わりに薄力粉をまぶします。
③ フライパンにサラダ油を強火で熱し②を巻き終わりを下にして入れ、Aを加え、牛肉を転がして調味料を煮からめながら焼く。
※レシピ引用・参考:天皇陛下料理番の和のレシピ(幻冬舎)
※食医食調味料としては以下をご参考ください
サラダ油をエクストラバージンオリーブオイルに変更
薄口しょうゆ・きび糖・酒を同量の大さじ2、みりん 大さじ1
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 14:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告
天皇陛下料理番の和のレシピ3
2017年07月19日
お食事はいつも5〜6人分を準備され、両陛下のほか、栄養チェックする侍医さんの分、予備とお代わり分を作られるそうです。陛下がお住まいになっていたところは吹上御所という建物で、お食事もそちらの御食堂で召し上がられるそうです。
<にんじんと里芋の炊き合わせ>
材料(2人分)
にんじん 60g
里いも 2個
アスパラ 2本
A だし 300cc
みりん 大さじ1
薄口しょうゆ 大さじ1+2/3
作り方
① にんじんは縦に4つに切り、面取り(角を丸くする)をする。里いもは大きければ半分に、アスパラは4cm長さに切る。
② ①の野菜は別々に下ゆでし、水気をきる。アスパラは水でさます。
③ 鍋ににんじん・里いも・Aを入れ、落し蓋をし、5分ほど煮る。アスパラを加え、温める程度に煮る。
※レシピ引用・参考:天皇陛下料理番の和のレシピ(幻冬舎)
※食医食調味料としては以下をご参考ください
だし 300cc
きび糖 大さじ2
酒 大さじ2
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 16:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告
天皇陛下料理番の和のレシピ2
2017年07月18日
先生は、レシピとは別に「宮内庁大膳課こぼれ話」として一般人では知らない「天皇家の台所」というコラムも書かれています。レシピと共に少しずつご紹介していければと思います。
「大膳課は5つの係に分かれている」のだそうです。
第一係は和食・第二係は洋食・第三係は和菓子・第四係はパンと洋菓・第五係は皇太子様のお住まい東宮御所担当だそうです。
今日の再現レシピをご紹介します。
<阿茶羅着け菊花かぶ>
材料(2人分)
かぶ 2個
甘酢:酢 200cc、きび糖 大さじ1+2/3、塩 小さじ1
赤唐辛子(小口切り) 適量
作り方
① かぶは上下を切り落とし、皮をむく。
根のほうを上にし、8割ほどの深さに2mm巾で格子状の切り込みをいれる。
浅すぎると開かないので注意する。
② 塩水(2%程度の濃度)に3時間ほど漬け、水気をきる。
③ 甘酢の材料に赤唐辛子を加え②を半日漬け込む。
④ 器に盛り、赤唐辛子を飾る。
※レシピ引用:天皇陛下料理番の和のレシピ(幻冬舎)より
※食医食料理レシピとしては以下をご参考ください
<食医食甘酢調味料>
酢 200cc
きび糖 大さじ2
はちみつ 小さじ1
塩 小さじ1
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 15:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告
天皇陛下料理番の和のレシピ
2017年07月17日
本日より先生の「食材」「調味料」「作り方」を忠実に再現してみたいと思います。
<かぶの含め煮、鷄そぼろあん>
材料(2人分)
かぶ 2個
鷄ひき肉 100g
出汁 350cc
A みりん 小さじ2、うすくちしょうゆ 大さじ1+1/3
水溶き片栗粉 適量
作り方
① かぶは葉を2cmほど残し、皮をむく。身を葉から5mmほどのところを横に切る。水から下ゆでし、6割程度火を入れ水気をきる。
② 鍋にだし200cc、①を入れ、キッチンペーパーなどで落しぶたをする。
弱火にかけ6分ほど煮る。
③ 鍋に鷄ひき肉、だし150ccを入れて強火にかけ、菜箸4本ぐらいで手早くかき混ぜながら火を通す。
アクを取り、Aを加えて混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
④ 器に②を盛り、③をかける。
✳食医食料理としても、下記の、味付けで同じように作ってみて下さいね
きび糖 ・しょうゆ・酒 各大さじ1
みりん 大さじ1/2
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 15:32 | Comments(0) | 食医食 活動報告
加賀の食文化
2017年07月16日
日本の伝統的な食文化は大陸からの文化を基盤として、特に石川県は平安時代から北前船の拠点であり、日本海の海の幸も豊富で、全国からの食材物流の担い手となったと聞きます。
石川県は、海と山の食材の宝庫であり、霊峰白山を源とする水の美味しさと加賀平野が生み出す山の幸にも恵まれ、自然環境が整った食文化の発祥の地のひとつです。
加賀料理の原点にはこのように地元の誇る食材の他、「地の利」が金沢独特の食文化を生み出し、長い歴史の中で育てられ、伝統食文化の加賀料理とつながったのだと思います。
お造りは真鯛をうにに絡めて食べてみました。
お吸い物の椀だねには、はもしんじょが入っていました。
焼き物、酢の物、天ぷらと続き最後に茶飯と赤だしがつきました。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 18:37 | Comments(0) | 食医食 活動報告
うかい亭試食会
2017年07月14日
私は健康家庭料理研究家ではありますが、外食産業の各団体とも関わりも増えまして、ここ10年ほどは各店の「おもてなし料理」に対する健康意識への取材を兼ねまして、試食をさせてただいています。
特徴的なのは「ソース」が、昔ながらの肉汁(動物性脂肪が溶け込んでカロリーも高く、過酸化脂質が多過ぎるもの)をベースにしたデミグラスソースに、更にバターを加えるようなものではなく、最近は、海藻や辛味大根、ゆず等の柑橘系など、、、食べてみると、ヘルシーなバリエーションの試行錯誤が感じ取れます。とても有難い傾向だなと嬉しくなっています。
今回も、洋食なのにバターっぽくなく、オリーブオイルでさっぱりと健康的でシンプルに素材を活かす味付けでした。
料理人の方が大御所でしたので、作りながらたくさんの質問にもお答えいただき、大変勉強になりました。
美味しい料理とは「素材の質と素材を活かす味付け、そして作る人間の愛情」だとおっしゃいます。おもてなしの料理も家庭料理も同じなのだと再確認できました。
※写真は「あわびの塩ドーム焼き」の鉄板蒸しをしているところです。ソースは磯つながりで、青海苔のソースでした。
試食した前菜からデザートまでご紹介させていただきます。
※外食をした時の「添加物問題」について、簡単にチェックできる方法があります。
食事をした後に、やたらと喉が乾く時は化学調味料が使われているケースが多いと言われています。
Posted by 神崎夢風(かんざきむふう) at 18:00 | Comments(0) | 食医食 活動報告